・子どもをのびのびと元気に遊ばせてあげたい!
・でも人との接触が心配でなかなかショッピングに出かけることができないし、雨なら余計に外に出られない。
最近は雨の日に限らず、コロナウイルスが心配で休みの日でもおうちの中で過ごすことが多いです。
脳科学者の茂木健一郎さんは「脳の80%は5歳ごろまでには基礎が完成してしまう。それまでに『ドーパミン・サイクル』を発達させることが重要」と指摘しています。
5歳までの関わりが重要と言われる中、家の中で何もしないのもどうなんだろう、と心配になりますよね。
さらに、ずっと家の中にいると子どもは体力を持て余してしまいますし、大人も何をやっていいのか困って、何もやっていないのに何故か疲れることに。
1~3歳児が室内でできる遊び
身体を動かす遊び
①ボーリング
ペットボトルをピンに見立ててボーリング。
必要なものはボールと、空のペットボトルだけです。特に9本揃えなければいけないということもありません。ペットボトルは500mlでもいいですし、2lのものでも大丈夫です。
うまく倒れたり、倒れなかったり一喜一憂している子どもの姿を見ると、家の中で過ごすことによって沈んだ気持ちも吹き飛びます。
②風船・ボール遊び
ボール遊び
- キャッチボール
- サッカー
- シーツやお盆の上に乗せて運ぶ
風船遊び
- うちわで風船バトミントン
- ストローで吹く
ボールを掴む力、ボールを取るための反射神経・空間の把握、思ったところに投げる力、ボールを追いかける体力、うまく取れた、投げられた時の嬉しい感情など…。
単純な遊びですが、たくさんの能力を使いますし体力がつきます。子どもと一緒にはしゃげますよ。
③宝探し
宝探しっていくつになってもワクワクしますよね。
言葉が通じるようになったら、お気に入りのおもちゃやぬいぐるみを家の中に隠して宝探しをしてみるのも楽しいです。
「〇〇さんどこかな?」「どこに隠れてるのかな」なんて声かけしながら探すと盛り上がりますよ。
④布団やクッションで障害物競争
家中の布団やクッションを集めて、その上だけを歩くルールで動きます。新しく物を買ってくる必要がなくその場でワクワクするアスレチックが作れちゃいます。
楽しめるだけでなくて、普段使わない筋肉を使うのでバランス感覚を鍛えることができますよ。
⑤動画で一緒にダンス
YouTubeで子どもと楽しめるダンスを踊ります。
YouTubeには子どもが楽しめるような動画がたくさんありますよ。選ぶ動画は何でもいいですが、ポイントは子どもも喜ぶ動画にすることです。回数を重ねると子どもなりにダンスを覚えるので、一緒に踊っていて感動しちゃいます。
子どもはリズム感覚がついて、大人はダイエットになり一石二鳥です。
⑥追いかけっこ
一軒家もしくは下の階に住人がいないご家庭限定になりそうですが、問題のないご家庭であればおすすめです。何の道具も必要なくすぐに始められますし、子どもはすごく喜びます。親もいい運動になりますよ。
⑦手押し車
子どもの両足を持って、手だけで歩いてもらいます。ハイハイの手だけで歩くバージョンと言えば想像がつくでしょうか。
1人だけではできない動きなので、子どもは喜んで遊んでいます。
身体と手の筋力、バランス能力が鍛えられますよ。
頭や指先を使った遊び
⑧工作
子どもが小さい内はできることは限られますが、シール貼りなどは小さくてもできるもの。
親が行うのにオススメの工作は段ボールでの家作り。段ボールだから飽きてもすぐに捨てられちゃいますし、無料なのでお財布に優しいです。なにより普通のおもちゃよりも子どもは喜んでくれたりします。
段ボールはネットショップの利用などで溜まったものを使ってもいいですし、スーパーなんかに「ご自由にどうぞ」と置いてあったりしますよ。
⑨積み木・ブロック遊び
積み木やレゴブロックを使って、大作を作ってみるのも楽しいです。
できたら一緒に写真撮影!後日一緒に眺めることによって盛り上がること間違いなしです。「想像力」や「イメージ力」が鍛えられます。
⑩新聞やチラシをビリビリ
新聞やチラシを千切って投げたり、どれだけ長くちぎれるか競争します。
終わったあとは「誰がたくさん新聞を集められるか競争しよー!」と声かけすると、遊びの一環として片づけを率先してやってくれます。
指先の細かな運動にもなりますし、紙を破る感覚は子どもにとって新鮮で楽しいみたいです。集中力も鍛えられますよ。
⑪絵本
動きたくないときは子どもと一緒に選んだ絵本をゆったりと読みます。
絵本を読む時のポイントとしては、親が選ぶのではなくて子どもに選んでもらいましょう。その方が、子どもは興味をもってくれます。読書は人生を豊かにしてくれます。子どもの内から本に親しんでもらいましょう。
何故か私の子どもは絵本ではなくて図鑑ばかり持ってきます。
⑫折り紙
紙飛行機を作って家の中で飛ばして遊んだり、簡単な動物を作ってごっこ遊びをしたり。折り紙の遊びは無限大。100均で入手しやすいのも嬉しいところ。100円でもきれいな模様の折り紙が手に入りますよ。
楽しみながら行うことによって集中力や指先の器用さが上がります。
⑬粘土遊び
100均に色とりどりの粘土が売っていますし、家に粘土がなくても、小麦粉で簡単に作れたりします。小麦粉で作るので、小さい子どもでも安心して遊ぶことができるのも良いポイントです。
粘土は手先が器用になったり、集中力がついたり、創造力が鍛えられたりしますよ。
⑭塗り絵・お絵描き
塗り絵帳や自由帳を100均から買ってくるのもいいですし、コピー用紙や広告の裏でもなんでもいいです。子どもの感性のまま、自由に書いてもらいましょう。お絵描きボードは何回も書いて消せるので便利ですよ。
指の器用さや集中力・想像力が鍛えられます。鉛筆を持つ練習にもなります。
生活の延長線上の遊び
⑮お菓子作り
クッキーやパンなどは子どもが小さくても生地をこねることができます。生地を下に落としてしまうこともあるので、落としてしまってもいいようにレジャーシートを下に敷きましょう。
生地をこねる行為は粘土で遊ぶ行為と似ています。手の感覚や集中力を鍛えることができます。
ポップコーン作りもオススメです。鍋の中でコーンが弾ける様子を眺めるのは、大人が見ても楽しめます。ポップコーンの種はスーパーで100円くらいで売られています。
ただ出されるだけだったおやつやご飯を一緒に作ることにより、食べ物に関心を持つ効果も期待できますね。
⑯ピクニック遊び
室内にレジャーシートを敷いて、その上でお茶とお菓子を用意してピクニックごっこをします。いつもと同じ室内ですが、レジャーシートを敷くだけで外で食べている気分を味わえたりします。楽しいです。
我が家では休日の午前中、何も言わなくても子どもがレジャーシートを出してきて「ピクニックしよー!」と言うようになりました。子供もいつもと違う雰囲気が好きみたいです。
⑰お医者さん遊び
大人が患者さん役、子どもがお医者さん役。ゴロンと横になって子どもに診察してもらいましょう。
「お熱測ってくださーい」「先生、どうですか?」「お腹が痛いです」
なんて声かけすれば、子どももノリノリでやってくれます。
⑱家事のお手伝い
1~3歳は何でも大人のやることを真似したい時期。
お皿洗いやお皿拭き、お皿の片付け、お米とぎ、電子レンジのボタンを押す、お茶をコップに入れる、カトラリーの準備、洗濯物を洗濯機に入れる、洗濯物をハンガーから外す、モップがけをする…などなど、小さい子どもでもできるお手伝いはまだまだあります。
大きくなってからいきなりお手伝いができる訳ではないので、お手伝いを楽しめる小さい内から一緒に行ってもらいましょう。
ゆっくりできる遊び
⑲テレビやDVD・動画
子どもに悪影響、と言われているテレビや動画鑑賞。個人的には全然ありだと思っています。海外の研究で、「セサミストリート」を見た幼児は語彙力や計算力が上がったという研究結果があります。幼児向けのテレビや動画では、マナーや、普段関わることのない職業の特集も行っているので、身の回りで体験できないことも学べるいい媒体と感じています。かといって、ずっと見せたままだと視力に影響を及ぼしますし、直接的な体験に勝ることはないので、テレビを見せる時間は決めた方がいいとは思います。
それはそうとして、テレビを見ている間は大人しいので、家事がはかどりますし、親も休憩ができます。ずっと子どものために全力疾走していると親がつぶれちゃうので、適度に使っていきましょう。
子どもと一緒にポップコーンを作ってからまったり動画鑑賞、なんて過ごし方もいいですね。
番外編
⑳雨の日に傘をさして一緒にお散歩。
雨の日のお外は、パタパタと傘に落ちる雨音や、水たまりの波紋、しっとりとした肌の感覚、雨の匂いなど…、雨の日にしか感じ取れない「五感」をたくさん刺激してくれます。
濡れちゃうから…、風邪をひいちゃうから…、と戸惑ってしまう気持ちも、ものすごく!よくわかります。しかし、「五感」をフルに使って、人間の原点である“感覚”を発達させることは5歳までの子どもにとってとても重要なものです。幼少期に得られる体験は何にも代えられないもの。五感で感じ取れる貴重な体験を子どもと一緒に楽しむのもありなのではないでしょうか。
まとめ
今回は特別な道具を使わずにお家でできる遊びを20こ紹介しました。
全てやろうと思えば今すぐにできるものばかりです。子どもと暇を持て余した時に遊んでみてくださいね。子どもの輝くような笑顔を見て、遊んでいる大人も元気を分けてもらえます。