・将来のために投資を始めてみたいけど、何もわからない。
・投資ってなんだか難しそう、損しそう…。
最近では20~30代の若い世代も投資を始めた人が増えてきていると聞きますが、まだまだ少ないと言われています。
私の周りでも投資を始めている人は少ないですし、私も最初はそうでした。
結論
投資は100%増えるという方法ではありませんが、先行きがわからない将来のために若い内からコツコツと分散投資を行っていきましょう。
投資ってなんだろう
投資の種類
「利益を得る目的でお金を出すこと」を総称して投資と言います。
主な投資の種類
- 株式投資
- 投資信託
- 外貨預金
- 国債
- 不動産投資
- FX
- 仮想通貨投資
投資の対象が会社であろうと、土地であろうと「将来の利益のためにお金を出すこと」という面では全て投資になります。
投資によって得られる2つの収益のタイプ
投資によって得られる収益のタイプは大きく分けてインカムゲインとキャピタルゲインの2つがあります。
インカムゲイン
資産を持ち続けていることによって得られる収益のことをインカムゲインと言います。
例えば、投資信託からは「分配金」、株式からは「配当金」、不動産投資からは「家賃」を、持ち続けていることにより毎年決まった時期に貰えます。
資産を長期間持ち続けることによって、継続した利益を得ることができるのです。
ちなみに株式から得られる「配当金」は更に
- お金
- 株主優待
の2種類に分けられます。株主優待は商品券や食品、招待券など様々なものがあります。
キャピタルゲイン
価格が変動する資産を売買することによって得られる収益のことを言います。
例えば、A社の株式を100万円で購入し、105万円で売ると差額の5万円が利益となります。
このように、売買の差額で利益を得る方法がキャピタルゲインです。
株式投資
日本人に一番身近な株式投資。
株式投資は株式を購入して企業を所有する一員になることです。
株式投資は「会社が発行した株券を投資家が買うこと」から始まります。
会社は資金調達のために「株式」を発行して投資家に買ってもらいます。
「株式」は会社の経営権です。だから、株式を持っている投資家はその会社のオーナーになります。
株式を持っている人を株主と言います。
投資信託
「資産のプロ」が投資家たちからお金を集めて、株式や債券などに投資・運用し運用成績によってお金を分配する仕組みのことです。
投資家は、運用する商品を選ぶことができますが、運用そのものは「資産のプロ」にお任せできるので、専門的な投資の知識がなくても安心して任せることができます。
投資先によって、どこにどう投資するのかは変わってくるので、投資リスクを下げるために商品選びは慎重に行う必要があります。
また、一般的な株式投資はまとまった金額が必要ですが、投資信託は少額(100円)から始められるので、家計に負担をかけずに運用を始められます。
結局投資は怖くないの?
イメージ通り、投資は貯金と違って元本割れのリスクがあります。
確かにあなたが短期的に投資で大儲けしようと考えているのであれば、ギャンブルに近くなるでしょう。短期的であれば値動きによって元本割れすることも普通にあります。
しかし長期的な目で見て「資産形成」を行おうと考えているのであれば、投資は怖くはなくなります。10年、20年という長期的な目でみることによって、一時的に価格が下がっても、その後は価格が上がることがあるからです。特に長い時間をかければ「複利効果」により元本割れをするリスクがかなり減ると言われています。うまくいけば「雪だるま式」に資産が増えていくことに。
自分のリスク許容度に合わせた投資先を選び、「投資の3原則」を心がけることによりローリスクで資産形成が行えますよ。
投資の3原則
- 長期投資:長い時間をかけて
- 分散投資:複数の投資先に投資し
- 継続投資:継続的に行う
いくらから始められるの?
昔は100株単位でしか株を購入できませんでしたが、今は100円から投資信託を購入することができます。
初心者は少額から投資を始める
初心者が投資を始めるポイントとして、リスクを考えて少額から始めることです。
投資は正しい方法で長期的に行えば利益を得るのに適した方法ですが、一方で元本の保証はなく、成果が上がらなければ損してしまうリスクがあります。
特に始めて投資をする場合は、投資に慣れることを目的に少額から投資を行ってみましょう!
初心者のオススメの投資方法
初心者のオススメの投資は少額からでも様々な資産に分散できる投資信託です。
なぜなら、「資産のプロが」社会の情勢を見ながら投資対象や売買のタイミングを見極めて売買してくれるからです。
投資の知識が浅くても安心して任せることができます。
初心者にオススメの制度
つみたてNISA
つみたてNISAとは、長期的な資産形成を行いたい投資の未経験者・初心者をサポートするために導入された非課税制度です。
毎年40万円を限度として、最長20年間(最大800万円)国が指定した一定の基準に満たした投資信託に積み立てすることができます。
つみたてNISAは運用益が全額非課税。
通常、運用で得た利益に対して20%の税金を支払う必要がありますが、運用益を全て受け取ることができます。
さらにつみたてNISAは国が定めた低コストで長期安定運用などの条件を満たした商品ばかり。その中から商品を選ぶだけなので、初心者でも利用がしやすいのです。
間違っておかしな商品に投資しなくていいのです!
iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)
iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)は、60歳まで毎月決まった掛金を積み立てることで、60歳以降に積み立てたお金と運用によって得られた収益を受け取ることができる制度のことです。
このiDeCo、以下の3つの時に節税効果が得られます。
- お金を積み立てたとき
- 積み立てたお金が増えるとき
- 60歳以降に受け取るとき
お金を積み立てたとき
掛け金全額が所得税控除の対象となります。
例えば掛け金が毎月1万円、年に12万円だとすると、所得税(10%)と住民税(10%)として年間2.4万円税金が軽減されます。
30年間続けるだけで、税金だけで72万円の節税につながるのです。
この所得控除のメリットはつみたてNISAにはありません。
積み立てたお金が増えるとき
通常、運用によって得られた利益には課税(約20%)されますが、iDeCoは非課税になります。
60歳以降に受け取るとき
60歳になるとつみたてたお金を受け取ることができます。
iDeCoの受け取り方法は「年金」か「一時金」の2種類あります。
年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金として受け取る場合は「退職所得控除」の対象となります。
詳しくはiDeCo公式サイトをご覧ください。
節税効果がすごいとてもお得な制度ですが、原則60歳になるまで資金が引き出せないというデメリットもあります。
iDeCoは老後資金を築くことを目的にしている制度で、その分国が大きく税制を優遇しているためです。
長期的に、継続的に資産形成ができるという点からすればそれもメリットになるのかもしれません。
どうしても資金が苦しくなった場合は途中で積み立てを休止、再開することもできますよ。
つみたてNISAとiDeCoの比較
つみたてNISA | iDeCo | |
現金化 | いつでも引き出せる | 60歳まで引き出せない |
税制優遇 | 掛け金の控除がない | 掛け金の全額控除あり |
運用益非課税 | 運用税非課税 | |
受け取り時に年金控除が使える | 受け取り時に控除はない | |
運用期間 | 20年 | 60歳まで |
迷っている方は、まずは自由にお金が引き出せるつみたてNISAから始めてみるのもいいでしょう。
投資の始めるためには
取り引きを始めるためには、証券会社で口座を作る必要があります。
証券会社というと敷居が高そうですが、普通に銀行口座を作るくらいの手軽さでできます。
証券会社は複数の会社で口座を作ることができて、実際に複数の口座で取り引きしている人もいます。
証券口座は自分の好きなところから作るのがいいと思いますが、街中に店舗を構えている証券口座ではなくて、ネットの証券口座をオススメします。
街中に店舗を構えている証券口座に比べて、ネットの証券口座は圧倒的に手数料が安いからです。
ネットの証券口座で有名なところは
- 楽天証券
- SBI証券
があります。どちらも手数料が安くて使いやすいので、好きなところから選んでください。
ネットから必要事項を記入して申し込みができます。
まとめ
昨今の超低金利下において、預貯金だけではお金をなかなか増やせません。
増やせないどころかインフレが進むと資産価値が減ることになります。
なので、リスクを考慮しながら資産運用を行って、子育てや老後のための資金を確保していきましょう。