子育てをすると自分の時間がなかなかとれなくなって、趣味どころか休める時間も少なくなりますよね。
・育児中に自分の趣味に走るのってママ失格みたいに思っちゃう。
・お金も時間もないのに趣味なんて楽しめる訳がない。
・むしろ子育てが趣味でもいいんじゃない?
なんて、私もこんなことを思っていました。
この記事では子育て中に趣味を諦めると危険な理由、子育て中でも楽しめる趣味をお伝えしていきます。
子育てを生きがいにする危険性
空の巣症候群に陥る可能性があるから
今この瞬間しか見せてくれない表情や仕草、今を一生懸命に生きようとする姿勢にたくさんの感動と学びをくれます。
大きくなってから、いくら元に戻ってといってと願っても無理ですし、そんな一瞬一瞬を大事にしたい、全てを捧げたいという気持ちもあります。
でも、ちょっと待ってください!
ここで自分を一切捨てて子供に全てを捧げることはとても危険なんです!
今はママ一筋、手がかかって仕方のない子供も、いつかは大きくなって巣立っていく日が来ます。
それは高校卒業かもしれないし、大学卒業かもしれません。
その時になって、子供だけが生きがいとなっていたとしたら心にぽっかりと穴が開いたような虚無感に襲われてしまいます。
そして症状が重い人は鬱になったり、離婚の原因になることも。
この症状のことを「空の巣症候群」といいます。
空の巣症候群(からのすしょうこうぐん、Empty nest syndrome)は、子どもが家を出たり結婚したりしたときに、多くの両親が感じる憂うつで不安になる苦しみの一般的な信念を表す言葉である。子育てが終わり、子供が家を巣立っていったあたりからこの症状が出てくることが多いためこのように呼ばれる。燃え尽き症候群、五月病などとも似通ったもの。子供が自立し、夫は仕事で忙しく構ってくれず、夫婦生活もないに等しくなり、涙もろくなり、夫の定年が近いというと、退職、即離婚といった方に展開していくこともある。 引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
子育てを熱心に行っている親ほど危険性が高くなってしまいます。
せっかく、子供が立派に成長し自立したとしても鬱々として自分のことが一切楽しめなくなってしまっては、元も子もありません。
人生100年時代。子供が巣立ってからもたくさん時間があります。
心も身体も健康に過ごせるように、今から子供以外の楽しみを見つけていきたいものです。
心に余裕がないと子供にやさしくできないから
精神的に余裕がないと子育てを楽しむことができず、子供にやさしくすることができません。
些細なことに子供や旦那に怒ってしまって、家庭内の雰囲気も自然と悪くなってしまうことにもつながります。
そんなときは、一旦自分の時間を持って気持ちをリセットすることが大事です。
頑張りすぎている人こそ、自分の時間を持てるようにしてみましょう。
子育て中に趣味を続けることのメリット
日々のストレスを忘れることができる
子育て中のママは、本当に毎日頑張っています。
自分自身のことを二の次にしているので、「疲れた」「しんどい」「何で私だけ」といった感情が次々と溜まってきますよね。
このストレスを解消する方法の一つが「趣味に没頭する」ということです。
趣味の時間に没頭することにより、一時的でも嫌なことを一切忘れることができます。
そこまで集中できる趣味が見つかれば幸せな日々を送れるのではないでしょうか。
一旦ストレスをリセットして、育児を楽しむことができる。
このように気持ちを切り替えることができたら最高ですよね。
趣味によってスキルアップができる
子育てが中心となると今まで仕事をしていたママも、100%の力を仕事に費やすことが難しくなります。
「復職したとしても、ブランクがあってなかなか仕事についていけない」
「子供の体調不良が原因で休む日が多く、職場に居づらい」
「子供が小さいから雇ってもらえるところがない」
なんて声もよく聞きます。
それなら、スキルアップにつながる趣味を通して、職場に欠かせない人材を目指すのもありだと思います。
他には、今はインターネットを通して副業が簡単にできる時代になったので自宅でできる副業をするの良いでしょう。
「知識は誰にも奪われることのない唯一の財産」
仕事に関する読書などを趣味にしたら得た経験、知識は必ず自分の力になってくれますよ。
例えば料理は食品関係の仕事に生かせますし、WEBデザインは自宅でできる副業としては良さそうです。
子育て中に趣味を続けることの注意点・解決方法
すぐに中断してしまい逆にストレスがたまる
子供が寝ている間にやろうとしていても、すぐに起きてきて中断してしまう。やりたいのに、子供を見ていなければいけなくて逆にイライラ…。
そんな経験が重なりに重なって、趣味を諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。
では、どうすればいいのか。
周囲の協力を得ましょう。
ママの趣味を続けるためにはパパの理解を得ることが大切になってきます。
この日はママの趣味に当てる日、パパの趣味に当てる日。と分担することによりお互いがリフレッシュすることができます。
パパが難しい場合は祖父母にお願いしてみて、それも難しいようだったら、行政のサービスを使うのも視野に入れてみましょう。
とにかく子育ては自分一人だけで解決できる問題ではありません。
一人だけが負担を感じるのではなくて、お互いが協力し合って子育てと趣味の時間が両立できるといいですね。
金銭面に不安がある
趣味にもよりますが、道具や材料を揃えることや出かけたりすることによりお金がかかってしまいます。
子供が生まれることにより、養育費や将来の教育費、お付き合いなど、子供や家庭に使うお金が増えていきます。自分に使えるお金は後回しという方は多いのではないでしょうか。
やりたい趣味はあるけど、経済的な理由があって難しい。
そんな時は、インターネットや料理、家庭菜園、運動などなるべくお金をかけない趣味を見つけるのもありです。
インターネットは元々回線がつながっていれば追加でお金がかかりませんし、料理は手作りであれば大きなお金がかかることはありません。
家庭菜園などは家計にもプラスとなりますし、園芸療法というものがある位、自然と接することにより心身にとって良い効果が期待できますよ。
心にゆとりがなくてできない
本来であれば、ストレス解消のための趣味ですが、家事や育児・仕事でネガティブな感情を抱いてしまいなかなか趣味に向き合うための余裕がない方もいると思います。
趣味は楽しむ余裕があってからこそのものであり、心の調子が良くないのであれば趣味に気が回らなくて当然です。
そんな時は無理せずにゆっくり休息に時間を当ててみましょう。
休養するときの注意点としては、自分を責めない!責めてしまうと、脳が休まらず余計にストレスがかかってしまいます。
今は休みが必要なんだと自分を存分に甘やかしてください。
子育て中でも楽しめる趣味
インターネット
今やインターネットが繋がらない方は少ないのではないでしょうか。インターネットさえ繋がっていれば、お金をかけずに娯楽が楽しめる時代になっています。
インターネットで楽しめる趣味としては、SNSやYouTube、ブログ、スマホゲーム、映画、読書などがあります。
特にコミュニケーションが好きな方はSNSがお勧めですよ。
子育てをしていると自然とコミュニケーションをとる相手が子供や家族中心になってしまいますが、SNSで発信することにより、同じ趣味や悩みをもった仲間を作ることができたりします。
スマホゲームは一昔前からみたらクオリティが圧倒的に高くなっていて、お金をかけなくても楽しめるものが増えてきています。
映画はAmazonプライムビデオがお勧めです。Amazonプライム会員であれば無料で観れる映画がたくさんあるので、追加でお金をかけずに観ることができますよ。
また、インターネットのよいところは途中で中断しやすいところではないでしょうか。
これが道具や材料を広げる趣味であればなかなか中断しにくいと思いますが、スマホであれば子供がぐずったら一時停止、落ち着いたら即続きを見ることができます。
料理や裁縫
料理はいわずもがな。裁縫は子育てをしていると保育園のバッグや雑巾縫いなどで必要になってくることがあります。
料理ができると、家族の健康にもつながりますし、毎日SNSにアップすることにより新たな人の輪ができます。
子供と一緒に行うことにより、子供の成長を感じることができますが小さい内はなかなかうまくいかないため、一緒にやるにはある程度おおらかな気持ちが必要になってきます。
子供と一緒にやるのは今の気持ち次第になりそうですね。
そして裁縫。裁縫ができれば、子供の服や保育園のバッグが作れます。
子供が自分の作ったものを使うのは感慨深いですし、他のママさんに「いいな」「すごいな」と言われたらやっぱり嬉しいものです。
運動
筋トレや運動はウエアや靴を揃えたり、ジムに行くとお金がかかりますが、こだわりがなければ一切お金をかけずに、時間と場所を選ばずにできるところが良いところです。
今やYouTubeにたくさん自宅でできる運動がアップされており、一回行っただけで次の日筋肉痛になることも。
筋肉を鍛えることにより、身体が引き締まり美しくなりますし、生活習慣病の予防にも繋がります。
一説によると筋トレは鬱を予防する効果もあるのだとか。子育てでストレスの溜まっているママにはうってつけの趣味ではないでしょうか。
まとめ
・子育てを生きがいにすると空の巣症候群に陥る危険性がある。
・自分が楽しめる趣味を続けることによりストレスが発散できる。
・子育て中に趣味を楽しむためには周囲の協力は必要。
・子育て中に楽しめる趣味としてはインターネット、料理・裁縫、運動がお勧め。